入れ歯は消耗品?

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一回作ってしまったら、入れ歯は長い期間使い続けなければいけない…と思っている方はいませんか?

入れ歯は一度作れば、長く使い続けるもの。そう思われている方は少なくありません。
そのため、違和感があっても「まだ使えるから」と我慢し、気づかないうちに何年も同じ入れ歯を使い続けているケースもよく見られます。
しかし実際には、入れ歯は経年劣化で徐々に形を変えていきます。噛む力によるすり減りや、日々の使用によるわずかな変形は、目に見えにくいものの確実に進行しています。
さらに、人の口の中も常に変化しています。
歯ぐきの状態やあごの形、筋肉の動きは年齢や生活習慣とともに変わるため、「作った当時はぴったりだった入れ歯」が、徐々に合わなくなっていくのは自然なことです。

合わない入れ歯を使い続けるリスク

2年も3年もすり減った状態の入れ歯を使っていると、知らないうちに体調に影響を及ぼしているかもしれません。

入れ歯が合わない状態で使い続けると、単に「噛みにくい」だけでは済みません。
かみ合わせのズレが積み重なることで、体のバランスに影響を与えたり、肩こりや不調につながる可能性もあります。
また、部分入れ歯の場合は、残っている歯に余計な負担がかかり、結果的に健康な歯を傷めてしまうこともあります。
「まだ使えるから大丈夫」と思っている状態が、実はお口や体にとって負担になっていることもあるのです。

「半年後」には作り直せるという選択肢

意外と知られていないのが、入れ歯の保険制度です。
健康保険では、入れ歯を作製してから6カ月(半年)経過すれば、同じ箇所でも再度保険を使って作り直すことが可能です。

つまり、入れ歯は「長く無理して使い続けるもの」ではなく、状態に合わせて見直し、より良いものへ更新していくことができる治療でもあります。
口の中の状態は一人ひとり異なり、時間とともに変化していきます。
個人の嗜好や活動、年齢の推移で口の中のフォルムは徐々に変わっていきます。
その変化に合わせて入れ歯を調整・更新していくことは、決して特別なことではありません。

まずは一度、状態を確認してみましょう

「少し気になるけど、まだ大丈夫」
その段階こそ、見直しのタイミングかもしれません。
歯科医院で現在の状態を確認し、これまでの使用感やお悩みをしっかり伝えることで、より自分に合った入れ歯へと改善していくことができます。
入れ歯は、消耗していくものだからこそ、定期的に見直しながら、快適な状態を保っていくことが大切です。

これまで使ってきた中で感じた

  • 噛みにくさ
  • 違和感
  • 外れやすさ

そうした体験は、次により良い入れ歯を作るための大切なヒントになります。